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漆黒に塗りつぶされる膨大な宇宙空間の中を、宛てもなく彷徨う一つの生命があった。 それは進化に進化を重ねて不老不死の存在へと昇華された生命体。 進化の果てに肉体すら持つ必要のなくなった不定形精神体。 彼は、不老不死の存在として生を受けてから2億年もの間、宇宙を旅してきた。 しかしその旅のほとんどは何もすることのない、「退屈」で埋め尽くされていた。 死とは無縁の命を持ち、気が遠くなるほどの時間。 その中で少しでも退屈を紛らわすために、彼はある趣味を持つに至った。 それは、惑星のコレクション。 宇宙空間を進みながら、彼は自ら勝ち取ってきた惑星を見る。 自分の身体の一部を公転軸にして回り続ける美しい星々の数々。 これらをいつでも見れるというだけでも彼の退屈は薄れ、彩られた一時を過ごせるというものだ。 この中には、その惑星に住んでいた生命体から勝ち取ったものもある。 彼の選別した、その惑星の代表となる者との勝負。 自身をその惑星のルールに合った大きさと能力に抑えた上での、惑星の所有権を賭けた闘争。 闘争は、惑星収集に並んで彼に退屈を忘れさせる重要な存在意義の一つだった。 わざわざ惑星を得るために勝負をするという回りくどい方法を取るのも、数千年に一度しか出会えない知的生命体と戦う機会を作るために他ならない。 過去には、次元を歪めることで多数の世界から強者を呼び出して戦わせたこともある。 この退屈を少しでもしのげるのであれば、彼はどんなこともやってのけるであろう。 悠久の時の中、宇宙を渡り歩く惑星のコレクター。 惑星を破壊するなら数分も要さない圧倒的な力の持ち主。 その名は、パイロン。 『…む?』 宇宙空間を漂い、この2億年の中でも9割以上を占めるであろう退屈な時間を過ごしていた時、パイロンはある連続した次元の歪みを感知する。 歪みに次ぐ歪み。パイロンには、あらゆる世界から何者かが呼び出されていることが容易に想像できた。 パイロンがまず感じたのは、懐かしいという感覚だった。先に述べたように、パイロンは次元を歪めて強者を召喚したことがある。 『私の他にこのような芸当を扱おうとは…面白い』 自身と同様のことをやってのける者ならばさぞ強い力を持っているに違いない。 闘争に興じるために。あわよくばその者の星をコレクションに加えるために。 パイロンは期待に胸を膨らませながら、次元の歪みの生じる方向へと向かった。 ◇ 『これは…随分と面白そうな催し物をしているではないか』 次元の歪みが生じた座標へたどり着いたパイロンは、いたく感動していた。 そこは、惑星クレイを侵略したリンクジョーカーによって再現された東京。 パイロンはそこへたどり着くとまず、不可視かつ感知不可能な精神体で東京全体を包み込み、調査を行った。 一体ここで何が起こっているのか、何が起こっているのか、何のために用意された場所なのか。 それを東京にいる者の話から一人一人余さず盗み聞き、この東京について理解を深めていく。 その気になれば40万光年の大きさにもなれるのだ。東京全域に体躯を広げることは造作もないし、視覚と聴覚も身体の隅々から受容できる。 誰がどんな話しているのかは個人レベルで特定できた。 『聖杯戦争――サーヴァントを使役し、万能の願望機を巡った闘争、か…面白い、面白いぞ!!どれ、私も混ぜてもらおう』 東京中にいる参加者から聞いた話により、聖杯戦争やサーヴァントについては把握した。 かつてパイロンの侵略したことのある青い星――地球――の都市に数多の世界にいる人間を集めてのサーヴァント同士の闘争。 それは闘争を求めているパイロンにとっては願ってもない催事だった。 パイロンはすぐさま聖杯戦争へ参加することを決めた。この東京にいる強きサーヴァントとの闘争を満喫するために。 『とは言っても、部外者の立ち入りは《別次元からの観測者》にとっても不愉快であろう。ここは聖杯戦争と地球のルールに従うとしよう』 そう言ってパイロンは容姿を人間のものに変化、己の肉体を炎の塊によって可視化し、能力をサーヴァントのものにスケールダウンする。 聖杯戦争ではサーヴァントが戦うものと認識していたため、肉体は人間のものに、強さはサーヴァント並に自身を弱体化したのだ。 闘争を楽しむのだから、一方的な戦いはつまらない。 『そうだ、聖杯戦争のルールには《真名を隠す》というものがあったな。ならば私も独自のクラスで現界したサーヴァントという体で東京に入ろうか』 そしてパイロンは《別次元からの観測者》――リンクジョーカーに向けて、自称するクラスを声に出してから聖杯戦争の舞台へと入っていった。 『我が名はパイロン……《イレギュラー》のサーヴァントとして、君たちの聖杯戦争とやらに参加させていただくことにしたよ』 マスターでもなければサーヴァントでもない…そんな外部からの侵入者のパイロンに《イレギュラー》の名はこれ以上なく相応しい名前であった。 【クラス】 イレギュラー 【真名】 パイロン@ヴァンパイアシリーズ 【パラメータ】 筋力? 耐久? 敏捷? 魔力? 幸運? 宝具? 【属性】 混沌・中庸 【クラス別スキル】 単独行動:EX マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 そもそもサーヴァントではなく、あくまで外部から介入した異星人に過ぎないパイロンはマスターなど不要である。 パイロンはあくまで本人のポリシーにより自身をサーヴァントと同格まで弱体化させており、便宜上サーヴァントとして扱われているだけである。 【保有スキル】 不死:A 四肢を切断される、頭蓋を穿たれる、心臓を破壊される。と言ったダメージから復帰出来るスキル。 事実上、戦闘続行や再生と言った、肉体の頑強さを底上げするスキルを多く複合したスキルである。 パイロンはそもそも肉体を持たぬ生命体で物理ダメージなどは全て無効化されるが、相手と対等に戦うために敢えて実体を持って攻撃を受けている。 また、不老でもある為、時の劣化を受け付けない。 スケールダウン:EX 自身の大きさと能力に制限をかけるスキル。つまるところ手加減。 本来パイロンは不可視のエネルギー生命体だが、侵略した星のルールに則って相手に合わせた形状・大きさ・パラメータに変化する。 パイロンの降り立った場所は地球の東京を再現した空間で、聖杯戦争の舞台となっているため、 パイロンはそれらのルールに則り自身をサーヴァントのレベルにまで力を抑えている。 肉体は人間の形へと変化させて可視化しているが、闘争をより楽しむために相手によってパラメータを自由に変化させることができる。 パイロンがその気になれば全パラメータをA+++ランクまで引き上げることも可能。なお、パイロンが全力を出すと銀河が消し飛ぶので全力は基本出さない。 また、パラメータはパイロンの気分次第で大幅に変動することがある。 【宝具】 『我こそは宇宙の真理(コズミック・ルーラー)』 ランク ? 種別:宇宙的存在 レンジ:4000000000000000000000(40万光年) 最大捕捉:980000000000(銀河に人口70億の惑星が140個あると仮定した場合) 物質としての定形を持たない、不定形精神体とでも称すべき存在であるパイロンそのものが宝具。 パイロンの体は物質としての形態が元々存在しない不定形の精神体である。 よってこの形態のパイロンにはいかなる攻撃も通用せず、またエネルギーとしての形態が存在しないのでその体は不可視である。 前述のように、スケールダウンによって自身力を大きく抑えることで可視化、サーヴァントにも対抗可能となっている。 その見た目は不定形の炎そのものが人の形に擬態している外見。形状はパイロンの意思で自由に変えることができ、 巨大化して怪獣や巨大ロボットとも戦うこともできる。 【weapon】 己の身体 不定形なため、形を自由自在に変えることができる。 自身の一部を切り離して分身を作ったり、爆発する火球を作ることもできる。 【人物背景】 ヘルストーム星出身の地球外生命体。また、あり余る長い寿命の中の楽しみとして格闘技も嗜んでいる。 元々はどこかの恒星系に住む知的生命体であったが、進化を続けるうちに不老不死の絶対的能力を得た。 美しい星をコレクションすることに存在意義を見出しており、2億年もの間宇宙を旅しながらそれを行ってきた。 生物がいない、つまり「誰のものでもない」状態の惑星の場合は彼がそう望んだ瞬間から「彼のもの」なのだが、 生物がいる惑星の場合は「現時点では彼らのもの」と判断し、すぐには手を出さない。 ではどうするかと言うと、その惑星の住人の代表を彼なりの基準で選考し、その相手に合わせた形状・大きさに自身をスケールダウンした上で所有権をかけて勝負をする。 この戦いは、長きに渡る宇宙の旅の退屈の中でも数少ないパイロンの楽しみとなっている。 勝利した暁には、その惑星を念力で動かして自分の持ち物にしていた。 本体は地球を軽く凌駕するスケールであり、最大で40万光年の大きさになれる。 戦いの際は地球のルールに則って、人間大の姿で力を制御して戦っている。「本気を出したら銀河が消し飛ぶ」らしい。 相手の攻撃が通用しないのでわざわざ自分でダメージを受けるなどフェア精神を持っているようにも見えるが、 実際の所は自らがより楽しむためのお膳立てに過ぎず、結局の所自己満足の為でしかない。 なお、パイロン自身はマスターでもサーヴァントでもなく、 宇宙のどこかでリンクジョーカーの行う聖杯戦争に興味を持ち、それに介入したイレギュラーでしかない。 このステータスもパイロンがサーヴァントと同レベルに能力を抑えたことで設定された便宜上のものであり、 『イレギュラー』のクラスは『真名を隠す』という聖杯戦争のルールに則ったパイロンの自称に過ぎない。 【サーヴァントとしての願い】 この聖杯戦争とやらでの闘争を満喫する。 候補作投下順 Back 春日野椿&アーチャー Next 雪城ほのか&セイバー
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,ィ / ,// _、- , '/ /‐' ,、ン'/ , ./ レ ´ ー--...、.._ _iV _ _ _ =- r ' `ヽ三ニー- ニ -=ニ´ / /三 \\ヽ ミ、 _ =≧ー / / ンヘ\\ ヽ `ヽ ニ三三ェ- //i / // ,'i ヽ\\',、 ヽ <'´ !' / ; ' / ,' i i ヽ ヽ ミミ ヽ、 k-ニヽ、 / i l i i、 ',. ', ヽ ヽ ` ミヽ、 / ii l i L ' , i \、_ ヽ 、 ヾ、 / /i i l i i f j、 ; ',ヾ ,rt j、\ i、\ _,rーァ'/'´ i ハ l lリ`=‐ヾ'、 、゙ヾ、ニノヽ ヾヽ、. ,r''" i.リ/リ ',゙ ゙ヽ .,! ; iヾ ',ヽ、 ``ー- / ', -、 i// l l゙、 、 .. .. ' l i!ヾl l lヽi ', `ヽ ∧ ', i i i i リ ヽ. ‐-- 、 / /リ / !/./ ' ' ゙ヽ ,' ヽ ', i 〈 ,i i .、 \\ .. ' / ! , ', ' .i 、 ヽ i 'ヽゞミヽ、ゞ `ニ ´ '' _,. -// i. ヽ、ヽヽ i ',ヽ、`ヽミヽ、 ,. -'´,. '´/ ノ /. iヽ \i .i!ヽ ` 、`'-、、、、、- ',ン'' /〃 i ヽ.\ ! ` ー-ー '´ , ' //. i ヽ、ヾ , ' / ' ',、 ゙゙'i\ヽ , ir' ヽ= iヽ i! ヽ ヽ , '/i! /┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【名前】L【霊格】20【属性】中立/中庸【令呪】―――(0)【MP回復量】40【魔術回路・質】■■□□□:D(20)【魔術回路・量】■■□□□:D(20)【魔術回路・編成】正常【属性/起源】二重属性(水/風)/観察(未覚醒)【筋力】□□□□□:-【耐久】□□□□□:-【敏捷】□□□□□:-【魔力】■■□□□:D(20)【幸運】■■■■■:A(50)【宝具】□□□□□:-【戦闘データ】【HP】20/20【MP】60/60【A攻】0 【B攻】0 【C攻】0【防御】0 【魔攻】4 【魔防】0┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【スキル】○管理者の眼: - あなたはこの街の管理者として地元の魔術師たちを指揮し、 街全体に独自の監視網を広げ、時に彼らに指示する事で準備を整えていく事ができる。 それは他の参加者にはない利点としてあなたに益をもたらすだろう。 [DATA] 『種別:特殊 / タイミング:常時 / 代償:-』 聖杯戦争開始時、全ての街に1体ずつ「魔術師(モブ)」を配置する。(合計9体) この「魔術師(モブ)」は行動ターンで「指示を送る」事により配置を変更させたり、 他陣営との交渉や「儀礼呪法」の準備等を行う事が可能。 ただし敵陣営の「陣地」内部の情報は収集できず、 この「魔術師(モブ)」が存在する場所で「魂食い」が成功した場合、彼らは破壊され再使用はできない。○分割思考: A+ 思考中枢を仮想的に複数個に分け、複数の思考を同時に行う術。 これに「高速思考」を併用する事により一昔前のスパコン並の演算処理を可能としている。 アトラス院に所属していない魔術師としては破格の思考力を有しており、 戦闘時では疑似的な未来視として機能する。 [DATA] 『種別:魔術 / タイミング:効果参照 / 代償:なし』 Aランク以下の隠蔽系スキル、看破系スキルの効果を無効化する。 さらに行動ターン、その場を移動せず通常の行動を2回行える。 この時「管理者の眼」で得た「使い魔」に「指示を送る」場合、 1度に「5体」まで同時に指示を行える。(2回行動で10体) また1戦闘ターンに1回、コマンド選択時に使用を宣言する事で 選択したコマンドで「敗北」した場合、「引き分け」に変更できる。○組織力『護国』: - あなたは日本の護国を担う組織に所属しているエージェントである。 組織に要請する事により自身が作製できないような高位な礼装や 特殊な人員を配置する事ができる。 [DATA] 『種別:特殊 / タイミング:行動ターン / 代償:なし』 1日の終了時、下記の礼装、または人員を入手できる。 ・HPを100点回復し、戦闘不能を癒す蘇生の秘薬 ・MPを50点回復する魔力の秘宝 ・Cランク相当の「任意のスキル」を得る礼装(使い捨て) ・任意の素材×2 ・自動で指定した場の情報収集を行う「使い魔or魔術師」×2 ・特級護符(1つ得るのに2回、申請する必要あり) ・疑似令呪(1つ得るのに4回、申請する必要あり) ・毒蛇百芸(1つ得るのに4回、申請する必要あり) ・その他諸々タイムファクター○時歪の因子: 第二、第五の使い手では無いが度重なる時間移動を行った結果、 極めて限定的に時間操作能力を得るに至った者。 時間流を操作して自らの都合が良いように因果関係を積み上げていき事象を改変できる。 その代償として彼の存在は世界から許容される事がなくなり、 存在を維持するだけで莫大なエネルギーが必要になってくる。 その為、仮面型の維持装置を着用しなければ、このスキルは使用できない。 [DATA] 『種別:異能(特殊) / タイミング:効果参照 / 代償:20MP、1MC』 1戦闘に1回、自陣の誰かがダメージを受けた際に使用を宣言できる。 そのダメージを「0」に変更する。 このスキルを使用した場合、Lのデータを破棄しヴィクトルの物に変更すること。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【使い捨て礼装】○護符(特級) 「千日回峰行」を為し、生身の不動明王ともいわれる阿闍梨が作製した特性護符。 不動明王呪の真言により霊体に対して特効的な効果を発揮する。 Lはとある筋からこの礼装を作成(調達)できる。効果はAランクの「法術」相当。 [DATA] 『種別:礼装 / タイミング:効果参照 / 代償:使い捨て』 調達時にどちらか片方の効果を選択すること。 この礼装の効果は選択した効果となる。 ・『名称:結界符 / タイミング:戦闘開始時』 ×2 その戦闘の間、敵陣に存在する霊体や怪物、「悪」属性の存在のステータスに、 「-10」のペナルティ修正を与える。(Aランクのバッドステータス扱い) ・『名称:明王符 / タイミング:コマンド選択時時』 ×2 選択した手番で相手に与えるダメージを「10」点の魔力ダメージに変更する。 相手が霊体や怪物、「悪」属性の存在だった場合、その戦闘ターンの間、 対象の【攻撃】【防御】【魔攻】【魔防】を「-3」点する。(Aランクのバッドステータス扱い)○神縛りの縄 ×1 対神兵装。紐同士を組み合わせてた巨大な注連縄。 不浄な者の侵入を阻む境界であり、神域に神を封じる結界になる。 使用する事でCランク相当の「神殺し」スキルを付与する。(使い捨て) [DATA] 『種別:異能(礼装) / タイミング: 戦闘ターン開始時 / 代償:10MP(使い捨て)』 敵陣に「神性」スキルを持つ者が存在する場合、 その戦闘の間、対象の「神性」スキルを無効化し、敵陣のコマンドを2手開示する。 さらに対象の【攻撃】【防御】【魔攻】【魔防】に-「神性のランク(C:3/D:2…)」点する。(最大-3)○治癒符(特級) ×3 外傷を癒す魔術が込められた呪符。 現代の一流の魔術師が扱う治癒魔術と何ら遜色のない効果を発揮するが 内臓器官等の修復までは出来ない為、医療目的では使用に適さない。 [DATA] 『種別:礼装 / タイミング:コマンド選択時 / 代償:なし(使い捨て)』 この礼装の効果は「マスターの支援」のタイミングで使用できる。 対象1体のHPを35点、回復する。○魔術師(モブ)……補充要員。パートタイムメイガス。 下記のスキルを使用可能になる。(MAX9人)○儀礼呪法: B 土着の魔術師たち全員が協力して行う大規模儀式魔術。 他の参加者との魔術師としての格の差を、集団の利で埋める戦術。 事前に下準備を行い、戦場となる場所に一定以上の魔術師がいなければ効果が無いものの、 十全に準備を行った場合、英霊相手でもダメージを与えられる大魔術が使用可能。 [DATA] 『種別:魔術 / タイミング:効果参照 / 代償:効果参照』 ・「タイミング:行動ターン / 代償:なし」 行動ターンで使用した地点に対して「儀式カウンター」を1点付与する。(最大8点) このデータを知る者が情報収集を行った場合、その場所に儀式カウンターが載っているか判明する。 ・「タイミング:コマンド選択時 / 代償:なし」 戦闘時にMCが3点以上ある場合、1戦闘ターンに「戦場に存在する魔術師(モブ)÷2+1」回、使用できる。 選択した手番で相手に与えるダメージを「儀式カウンターの数+4」点の魔力ダメージに変更する。 この効果は「マスターの支援」時でも特別に使用回数が変更されない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【MEMO】 途中まで味方の黒幕。 最初から同盟しておけば最後のほうまで落ちなくて済むという、 メタ的には割と身も蓋もない理由で仲間になったラスボス。 地味に令呪を多量に保持していたり、どこからか山ほど礼装を持ちだしてきているが。 令呪は自分で作成したもので、礼装はキャスターが作製した奴を横流ししているだけだったりする。 礼装一覧は多すぎる為割愛。「魔術師」はその場に複数人配置する事により、 Bランク魔術スキルの「儀礼呪法」が発動するとか、そんな能力もあったが、 対魔力持ちばかりと当る&蛇王様を警戒するあまり、「ドルイド魔術」と共に出番を失った模様。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【設定】 先代が娘を探して失踪した為、新たに日本の護国組織から竜崎の屋敷に赴いてきた魔術師。 魔術師の才能・腕前は良くて二流止まりだが分割思考とそれに伴う思考の回転は超一流。 政治力や交渉力が図抜けており、護国組織の一員でありながら、 魔術協会から日本有数の霊地であるこの土地のセカンドオーナーを任された辺り、その一端が伺える。 知らない間に自らが管理する土地で聖杯戦争が開催された事に対して思うことがあるらしく、 傷付けられた自尊心の代償を主催者に支払わせるために、聖杯戦争に参加した。 ―――という設定。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【聖杯の願い:特になし】土地の管理者として聖杯戦争を穏便に終わらせたい。ランサーの能力で災厄を振りまく事が判っているので、 聖杯を破壊することが望み。(もちろん嘘である)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ヴィクトル時のステータス 戻る
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暁美ほむら&キャスター ◆WRYYYsmO4Y 『……皆様、今宵は当サーカスにお越しいただき誠にありがとうございます』 『此度のサーカスを彩る役者は、「地獄の機械」に運命を操られた一組の男女』 『片や叶わぬ愛を追い続け、片や救われぬ者に手を差し伸べる哀れな操り人形達』 『今回お送りしますは、その二体の人形の出会いの記録でございます』 『……おっと、そう身構えなくても結構。何しろ今宵演じられますは出会いの記録。皆様の心を砕くものは何処にもありません』 『どうか皆様、肩の力を抜き、ごゆっくりお楽しみ下さいませ――――』 □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 何度も、何度も、何度も、何度も繰り返した。 数えるのも馬鹿馬鹿しくなる程、同じ時間を何度も遡ってきた。 幾度も、幾度も、幾度も、幾度も魔女と戦い続けた。 見飽きるくらいに、幾度も同じ姿の魔女を狩ってきた。 何回も、何回も、何回も、何回も仲間を殺した。 ある時は魔女と化した同胞を、時にはまだ絶望して無い者さえ何度も殺してきた。 そうして、何度も、幾度も、何回も戦い続けて。 暁美ほむらは、果たして大切な者を救えただろうか? 答えは「否」だ。 彼女は、一回たりとも願いを果たせていない。 これまで渡った全ての世界で、失敗だけを積み重ねてきた。 心をすり減らしながら戦っても、愛しの少女は憎きあの獣共と契約してしまう。 魔法少女になったら最後、最早その先に待ち受けるのは絶望だけだというのに。 それでも、あの優しい少女は、誰かを救う為に自分を犠牲にしてしまった。 策をいくら巡らせても、理想に辿り着けない。 どう立ち回ったとしても、驚異に抗えない。 気付いた頃には、世界は自分の夢とは異なる方角に舵を切っている。 まるで、地獄の誰かが造った機械に操られているかのように。 暁美ほむらの運命は、いつも最悪の形で狂ってしまうのだ。 そして、今回も。 ほむらは立ちはだかる絶望に敗北した。 瓦礫の山と化した街の上空では、今も魔女が嗤っている。 ワルプルギスの夜は、全ての元凶となったあの悪魔は、未だ健在だった。 一方のほむらは、それとは逆に満身創痍の状態であった。 瓦礫を背にして座り込む彼女の姿は、生傷ばかりがよく目立つ。 この瞬間に至るまで、ほむらは自分の持てる全てを以て戦った。 ワルプルギスの夜を打倒する為に、たった独りで戦いに臨んでいた。 今までで最も強力な武装と、今までで最も強固な決意。 それを携えて挑んでも、それでもワルプルギスの夜には勝てなかった。 魂の揺り籠が――ソウルジェムが濁り始める。 絶望が魂を浸食し、自己を塗り潰さんとしている。 このままでは、数分もしない内に暁美ほむらという個は消滅するだろう。 ほむらにとって、諦めとは絶望と同義だ。 足を止めたその瞬間、彼女は死を迎える運命にある。 最早、どう足掻こうと無駄なのだ。 ワルプルギスの夜は倒せず、まどかを救う事も出来ない。 それが世界の選択であり、決して抗えない宿命なのだ。 堰を切った様に溢れ出るのは、絶望の言葉達。 それらに込められた負の感情で、ソウルジェムが黒く染め上がる。 魂が完全に濁り切った時、ほむらは魔女へと姿を変える。 だが、そうなってしまっても構わないとさえ、彼女は考えていた。 ワルプルギスの夜と同じ様に、絶望の権化として呪いを振り撒くのも悪くないかもしれない。 どうせもう、自分に打つ手など何も無いのだから。 そうして、ほむらが全てを諦めようとした、刹那。 彼女の指先が、何か堅い物に触れた。 手に取ってみれば、それはテレフォンカードだった。 血の様に赤いそれは、一見ただの道具にしか見えない。 だがほむらには、これがただのカードでは無いと、何故だか思えてならなかった。 ほむらの脳裏に、一つの噂が浮かび上がる。 得物となり得る銃器を調べる内、自然と耳に入ってきた都市伝説。 それは、次元を超えた先にある闘争の物語。 永い戦争の先にあるのは、あらゆる願いを叶える万物の願望器。 そして、戦場の片道切符となるのが、赤いテレフォンカード。 もしかしたら、都合のいい作り話でしかないのかもしれない。 聖杯など所詮空想の産物で、手にしたカードは無用の長物かもしれない。 それでも、ほむらは願わずにはいられなかった。 聖杯が齎す万能の力で、彼女を救う事が出来るというのなら。 願わくば、その魔法の様な奇跡に縋らせてほしい。 赤いテレフォンカードは、言うなれば地獄の底に垂らされた蜘蛛の糸。 カンダタがそうだった様に、時の牢獄の中でもがく少女もまた、その一本に手をかける。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ □ □ 暁美ほむらは、独り草原で立ち尽くしていた。 ひどく懐かしさを覚えるのは、その風景が見滝原にも存在していたからだ。 相違点を上げるとすれば、視線の先に崖が存在している所か。 崖の手前に、椅子が一つ置いてある。 シンプルな造りをしたそれに、男が座っていた。 漆黒のローブを纏い、見事な髭を蓄えた銀髪の老紳士。 「貴方が私のサーヴァントかしら」 この世界に投げ出された瞬間、無数の単語が頭に流れ込んできた。 聖杯戦争、サーヴァント、令呪――今となっては、それらの具体的な意味さえ把握できる。 だから、今椅子に座った老人がほむらの僕である事も、すぐに判断できた。 都市伝説は――聖杯戦争はたしかに実在していた。 希望はまだ、全て潰えてはいなかったのである。 「おやおや、これまた随分と可愛らしいマスターじゃないか」 その言葉と同時に、老人の口元が三日月に歪む。 酷く薄気味悪い彼の笑顔を前に、ほむらは僅かに眉を顰めた。 「その言葉、貴方で間違いないようね」 「ああそうだとも。君が僕のご主人様ってワケだね」 賞賛のつもりか、老人はパチパチと手を叩いてみせた。 本人にその気があるかは知る由も無いが、ほむらからすれば茶化している様に思えてならない。 ほむらは、最初に出会った天戯弥勒という男を知らない。 彼女が認識しているのは、あくまで万物の願望器とそれを巡る戦いだけであり、 聖杯戦争が具体的に誰によって管理されているかなど知る由も無い。 「……まだ、まどかを救えるのね」 だが、誰が管理しているかなど、ほむらにはどうでもいい話だ。 例えその裏にどんな思惑が隠されていようが、彼女は願いを叶えられればそれでいい。 大切な人を護るという、たった一つの純粋な祈りを実現できれば、それだけで構わない。 「どーしたんだい、さっきから表情硬くしちゃって。もっと笑いなよ」 間の抜けた声でそう言うと、老人は椅子から立ち上がり、ほむらの元に歩み寄る。 彼女の丁度目の前にまで近づいた瞬間、彼は顎と髪の毛を引き伸ばし、 「うちゅーーぢんだよ~~~~ぴきゃぺきょり~~~ん」 唐突に始まった悪ふざけを前に、ほむらの瞳が細まる。 それを目にした老人の顔は、先程とは打って変わって露骨に萎えていた。 「……リアクションうっすいなァ。つまんねーの」 「悪いけど、そういう冗談は嫌いなの」 「そうかい」とだけ言って、老人はほむらに背を向けた。 抑えきれない不安感からか、ほむらは思わず問いを投げかける。 「貴方、本当に聖杯を獲る気があるの?」 「あるさ。獲る気無いなら最初から呼ばれる訳ないだろ?」 「私にはそう思えないけど」 「ひっどいなァ君。僕だって聖杯欲しくて仕方ないのにさ」 会話の途中で、老人は先程まで座っていた椅子のすぐ近くにまで来ていた。 彼は椅子を片手で持ち上げると、頭上高く放り投げる。 「安心しなよ。僕は――もの凄いんだからさ」 その時、投げられたのは確かに椅子だった。 しかし、宙を舞ったのは、椅子では無く、用途の無い木材の群れ。 接合されていた筈の椅子が、バラバラに"分解"されていた。 「いつだって本気だったよ。200年間本気で恋して、本気で惚れて、本気で愛して。 でもぜーんぜん駄目、誰も僕に振り向いちゃくれない。200年間僕はずーっとフラれっぱなしだったのさ」 空に浮き上がった木片達は重力に従い、草原へと落ちていく。 そうして地に伏したそれらを踏みつけながら、老人は再度ほむらに歩み寄る。 「僕はね、好きな人に愛されたいだけなんだよ。だけどさ、どーも聖杯じゃないと駄目みたいでね」 「ひっどいよなァ、ホント」と大きく溜息をつく老人に対し、ほむらが抱いたのは狂気だった。 好きな人に愛されたいだなんて、ただそれだけの理由で。果たして人間は、200年もの歳月を費やせるものなのか。 「ま、どんな願いがあるか知らないけど、僕は強いからもっと自信持っていいのさ。 言うだろ?自分を信じて前向きにならなきゃ、叶う夢も叶わないってさ」 にたり、と。不気味な笑みが、またもほむらに向けられる。 瞬間、彼女の全身に走るのは怖気。 言い様の無い、理由の無い嫌悪感が、全身を這いずり回る。 例えるならそれは、初めて魔女をこの目で見た時の感覚によく似ていた。 「これから仲良くしようよマスター。 僕はフェイスレス……ああ、キャスターって名乗った方が良いのかな?」 「……暁美ほむらよ」 「ほむら、ね。いい名前じゃないか。こう、燃え上がれーって感じでさァ」 そう嘯いた後、キャスターはケタケタと嗤ってみせた。 嗤い声が草原に響く中、ほむらの胸中から湧き出るのは――怒り。 ほむらが護りたかった少女も、丁度このサーヴァントと同じ事を言っていた。 まだ魔法少女ですらなかった頃、彼女はそうほむらを元気づけ、朗らかに、優しく笑ったのだ。 拳を強く握りしめ、滲み出る怒りをどうにか抑える。 例えどれだけ軽率な意思だったとしても、それだけは口にしてはならなかった。 誰よりも救いたい少女との思い出を、下賤な笑顔で汚された。 「貴方なんかが、まどかと同じ事を言わないで……ッ」 「んん?なんか言ったかい?」 「……なんでもないわ」 そうだ、今はまだ抑えるべきなのだ。 怒りを曝け出すのは、聖杯を手にしてからでいい。 聖杯戦争を勝ち残る為には、不愉快ではあるがこの男の力が必要不可欠なのだから。 不気味な笑みを目にした時の嫌悪感も。 まるで道化師の様なふざけた言動への苛立ちも。 負の感情は偶然のものではなく、きっと生まれるべくして生まれたのだろう。 だから、今ならはっきりと言える。 (私は、こいつが嫌いだ) □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 『……さて皆様、誠に申し訳ないのですが、今宵お送りするのはここまでとなっております』 『果たして、壇上で踊る人形達は、見事運命を覆せるのか……』 『この先の物語、それを目撃するか否かもまた運命――即ち、「地獄の機械」が決めるのです』 『では皆様、機会があれば、またこのサーカスで御会いしましょう』 『それでは、一時閉幕となります……』 【出典】からくりサーカス 【CLASS】キャスター 【マスター】暁美ほむら 【真名】フェイスレス(白金) 【性別】男性 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 宝具:A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利の陣地を作り上げる。 彼の造る工房は自動人形の製造に特化しており、その在り方は製造工場に近い。 道具作成:A 魔力を帯びた道具を作成出来る。 フェイスレスは人形制作に特化しており、意思を持ち自立稼働する人形を製造可能。 【固有スキル】 三解:A フェイスレスが持つ「自動人形を沈黙させる三つの術」の総称。 「分解」は内蔵した工具であらゆる物体を"分解"する。人体の骨格も例外ではない。 「溶解」は掌から溶解液を発射し、対象を"溶解"する。神秘の塊であるサーヴァントには効き目は薄い。 「理解」は自動人形達に自らが創造主である事を"理解"させる。全ての自動人形はフェイスレスの支配下にある。 精神汚染:D 夢の成就の為に身を捧げた狂人。一切の悪行に罪悪感を抱かない究極の自己中心主義。 「ドス黒く燃える太陽」とまで評されたその精神を、常人が理解するのは不可能と言っていい。 変装:C 顔の形はおろか声質さえ自在に変化させられる特技。 ただし、髪の色だけは自力では変えられない。 【宝具】 『最後の四人(レ・デルニエ・キャトル)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~? 最大補足:?個 フェイスレスが自らの手で造り上げた最後の自動人形にして第一の僕。 彼の側近を務めた、言わば幹部格の自動人形であり、それらどれもがサーヴァントに匹敵する性能を誇る。 単独召喚は勿論の事、十分な魔力さえあれば四体全員の一斉召喚も可能。 ハーレクイン 筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 全身タイツの自動人形。 常におちゃらけた態度をとる自称「道化師」だが、逆鱗に触れた者には激情を露わにする。 側頭部に装備された角を模した装備を用いる事で、様々な天候を自在に操る事が可能。 肉弾戦においても、ブリゲッラの背後からの攻撃を軽くいなしていた事から、相当の実力者だと判断できる。 口癖は「○○の△△にかけて」(例:「そりゃもう、娘っこの白い足にかけて!」)なお、これ自体に深い意味がある訳ではない。 ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ 筋力:C 耐久:B 敏捷:B 魔力:E 幸運:D コートと目深に被った帽子で全身を包んだ自動人形。 人間の武術に強い興味を示しており、戦闘時に置いてもその武術のみで闘う。 高い破壊力を誇る小型ミサイルを全身に装備しているものの、当の本人はこの武装を嫌悪している模様。 事実、やむなくミサイルを使用した後はその破壊力に快感を覚えてしまい、それが間接的な死の原因となっている。 カピタン・グラッツァーノ 筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:D 幸運:C 中世の軍人を意識した衣装を纏った自動人形。 剣技を得意としており、必殺技は電流を纏った剣で相手を貫く「血と雷(サングレ・イ・フェーゴ)」 また、足裏に装備されたジェット噴射器で空を飛ぶ事も可能。 由緒正しき軍人の家系を自称し、暇さえあれば自慢話を語っているものの、それらは全て法螺話に過ぎない。 ディアマンティーナ 筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:B ゴスロリ服を着た自動人形。 刃物や爆弾等を内蔵した熊の人形と、頭部の欠落した小鳥型の人形を多数所有している。 それらはディアマンティーナの命令で機動し、熊の人形は攻撃、小鳥の人形は防御の役割を担っている。 創物主であるフェイスレスに恋心を抱いており、二人は相思相愛だと信じて疑わないが、その片思いの相手は、彼女をさして重要視はしていないのが現実である。 【weapon】 『無銘』 頭部を除く全身を機械化しており、そこには様々な武装が内蔵されている。 「三解」のスキルの欄で説明した工具と強酸、そして左腕には大型のニードルを発射する装置を搭載している。 また、例え腕を切断しても、そこから無数のコードを触手の様に伸縮させる事も可能。 【人物背景】 奇病を振り撒く自動人形を破壊する「しろがね」の内、肉体の一部をサイボーグ化した「しろがね-O」の首領。 その正体は、その自動人形が誕生した原因を造りだした言わば全ての元凶である。 本名は白金(バイジン)。正確に言えば彼の人格と記憶を移した個体がフェイスレスであり、フェイスレスとしての本名はディーン・メーストル。 片思いしていたフランシーヌ、そして彼女と瓜二つの女性達を我が物にする為、200年にわたって彼女らを追いかけ回す狂人。 普段はふざけた口調と態度をとるものの、それらはあくまで演技であり、本来は利己的かつ冷酷な性格。 自分の考えこそが絶対だと信じて疑わず、過程で「ゾナハ病」なる世界最悪の奇病をばら撒こうが、彼は一切の罪悪感を抱いていない。 そんな彼を、ある少年は「全てを燃やし尽くして平然とゆらぎもしない、どす黒く燃える太陽」と形容している。 【サーヴァントとしての願い】 今度こそ、フランシーヌの愛を手に入れる。 【基本戦術、方針、運用法】 キャスターにして珍しく肉弾戦もこなせるが、本質はやはり自動人形達を利用した戦術だ。 戦闘、諜報、暗殺等、自動人形には様々な種類が存在し、それらを生かした戦術を組み立てるのが常套手段である。 量産した自動人形による人海戦術、諜報に優れた自動人形を利用しての奇襲など、搦め手で敵を撃破するのが利口だろう。 【マスター】暁美ほむら 【出典】魔法少女まどか☆マギカ 【性別】女性 【参戦時期】 ワルプルギスの夜に敗北した直後。 【マスターとしての願い】 鹿目まどかの救済。 【weapon】 盾の中に銃火器が収納されている。 詳しい内訳は不明だが、制限でミサイル等の大型兵器は没収されている模様。 グリーフシードの所持の有無については現状では不明。 【能力・技能】 魔法少女に変身が可能。固有能力は「時間制御」。 本編では時間停止を主に使用しており、魔力が残っている限り永続的に時間を停止できると思われる。 ただし、今回は制限によって停止時間に限度がかけられている。 【人物背景】 魔女と戦い続ける宿命を背負う代わりに願いを叶えた魔法少女の一人。 才色兼備の美少女だが、人を寄せ付けない雰囲気を纏っている。 まどかに対しては謎めいた忠告を繰り返すが、それ以外に対しては突き放したような態度を取る場合が多い。 その正体は、異なる未来の時間軸から時を遡ってきたまどかの親友。 元々の時間軸では病弱かつ引っ込み思案な少女だったが、ワルプルギスの夜との戦いで死亡したまどかを救う為に、 「鹿目まどかとの出会いをやり直し、彼女を守る私になりたい」という願いでインキュベーターと契約。 「時間遡行」の能力を持った魔法少女となり、まどかを救おうと何度も時を遡ってきた。 当初はまどか達と共にワルプルギスの夜の打倒を目指していたが、三度目のループの際、 まどか本人から「キュゥべぇと契約した私を助けてあげて」と懇願され、それからはまどかの契約自体を阻止する為に行動する様になる。 【方針】 優勝狙い。ソウルジェムの関係上、魔力の過剰消費は抑えたい様子。 BACK NEXT 010 犬飼伊助&キャスター 投下順 012 エレン・イェーガー&アサシン 010 犬飼伊助&キャスター 時系列順 012 エレン・イェーガー&アサシン BACK 登場キャラ NEXT 参戦 暁美ほむら&キャスター(フェイスレス(白金)) 023 開幕ベル
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キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 【クラス】フレンズ(バーサーカー) 【真名】サーバル 【容姿】ブロンド髪の、垂直に伸びた獣耳を持つ少女 【その他】混沌/善 地属性 獣性 【英雄点】40点(ステ20点・スキル20点):令呪1画消費 【HP】20/20 【筋力】A :5 【耐久】B :4 【敏捷】A++:7 【魔力】D :2 【幸運】E :1 【スキル1】狂化 E- 10点:令呪一画消費。 物理攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。 【スキル2】獣性 B+ 5点:キャラシート作成時、英雄点10を得る。 【スキル3】狩りごっこ A 5点:物理攻撃時、補正値4を得る。 先手判定時、補正値3を得る。 【宝具】野生開放(ウェイクアップ・アニマルガール) 1/1 【ランク・種別】対人宝具 C+++ 【効果】補正値10を得て物理攻撃を行い、ダイスの面数を1増やす。
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窓の外に映る夜空に薄日が射してきたのを感じ、ジゼルはあくびを噛み殺す。 すっかりと夜更かしをしてしまったジゼルだが、あの後しっぽりとしたわけでもなければ、朝帰りしたわけでもない。 もっとケンゼンな、ほんとのほんとに健全な時間を過ごしていたのだ。 (眼福、ですわね) ほうっと息をついて熱い視線で見つめる先にいるのは、自身のサーヴァント、セイバー。 魔女っ子に姿を変えたセイバーは今、自らを見つめるたぎった目にも気づかず、一心不乱に本を読みふけっている。 背表紙に書かれたタイトルは“7th Direction”。 同名のキャラソンを思い浮かべた人もいるかもしれないが、少しだけ正解だ。 キャラソンだけで300位上ある某テニス漫画の歌のタイトルの元ネタ――そこから拝借したジゼルの作品の一つである。 (書き手として、これ以上至福な光景はありませんわ) ジゼルたちが今いるのは、彼女たちが出会った学校にある図書室だ。 時を遡ること数時間前―― ジゼルは敬愛するセイバーに中学生ロワの素晴らしさをより知ってもらおうと、あわよくば自身の作品で泣かせてやろうと手始めに図書室へと連れ込んだのだ。 いまどきの図書室ならパソコンもあるだろう。そこでちょちょっと検索すれば中学生ロワのWIKIにたどり着ける。 いやいやもしかすると原作のFate/EXTRAみたいに情報媒体は全てちょっとした本で貯蔵されている可能性も……。 胸を高鳴らせながら扉を開いたジゼルだったが、しかし、そこにあったのは少女の望んだ以上の光景だった。 「これ、は……」 備え付けられた検索施設。 最新型のパソコンや音響機器も用意されてはいたが、少女を釘付けにしたのは大量の書庫の方だった。 ただ単に本が山積みされているだけではない。 整理整頓された本が並べられている書架の上には、彼女も知る多くのロワの名が冠されていたのだ。 「中学生ロワ……。アニロワ……。漫画ロワ……。あ、御伽ロワなんてものもありますの。 HIPHOPバトルロワイヤル……? 初耳ですわね。 お勧めの一冊に飾られているのは葉鍵ロワ……の書籍版、ですわね。……書籍版?」 まさか、と思い、惹かれるがままに中学生ロワと冠された本棚へと歩み寄っていく。 貯蔵されている書物。 『中学生ロワ総集編』『中学生ロワ投下順一巻』『中学生ロワ時系列順一巻』『中学生ロワキャラ別追跡表』 『中学生ロワ・テニスの王子様の巻』『中学生ロワ・越前リョーマの巻』 『ピーターパン・シンドローム』『Wake up! dodo』『◆j1I31zelYA全集』『◆7VvSZc3DiQ全集』……etc。 ジゼルは興奮を隠せぬままそこから一冊の本を抜き取る。 背表紙に刻まれ字は『もしもふたり逢えたことに意味があるなら』――他ならぬジゼルの中学生ロワでのデビュー作だ。 ――ボールを、高く上空へとトス。 投擲する右腕はまっすぐ伸ばし、ただしトスの方向は、心持ちやや内側に。 膝を曲げ、背中をひねる。膝をのばすのと背中を戻すのは同時。 「間違い、ありませんわね」 ぱらりぱらりと他の本もめくって確認する。 そこにあるのは一言一句記憶通りの文字列。 ジゼルが綴った物語。中学生ロワが描いてきた物語。 きっと、中学生ロワだけではないのだろう。 ここには、完結ロワも現行ロワも停滞し、スレ落ちしたロワのものでさえも、ありとあらゆる作品が本という形で所蔵されている。 探してみれば、絵師によるイラスト集や、挿絵入りの本さえあった。 自身の作品が本になる。 それは物書きなら誰もが夢見る果ての一つで、なら、それが叶っているこの場所は―― 「まるで、天国ですのね」 きっと、そう、呼ばれるべき場所なのだろう。 「そうだね。ここは、この書き手ロワはある意味“天国”で、“楽園”だよ」 静かに響いた声にはっとなり、振り返る。 笑みを絶やさずにいるも、そこにいるセイバーはどこか切なげに、それでいて何らかの挟持を以って続ける。 「ふふ、◆TAEv0TJMEIとして“地獄”に救いを求めた僕が“天国”を語るのも奇妙な話だけど、“楽園”としてならRPGロワ的にもおかしくはないよね」 「お、お姉様! 別トリ! 別トリをさらりとばらしちゃってますわ!」 「へいき、へっちゃらッ! ……そろそろ潮時だとは思っていたしね、うん。 隠してるっぽいんだからそっとしてやれよとまで言われてたし、まあ、ならここらへんでいっかなーって」 書き手ロワのお約束だし、一度やってみたかったんだーっともセイバーは口にして、ずれてしまった話題を本題へと戻す。 「“地獄”でも“天国”でも今は同じだよ。つまりはあの世。この世の続き。 ――書き手ロワはね、ありとあらゆるパロロワの、続きで、あの世でもあるんだよ」 それはジゼルにとっても身につまされる話しだった。 「完結したロワがある。止まってしまったロワがある。どちらももう続きがないロワで。 そのロワの書き手としてトリで書き込むこともなければ、読み手として感想を綴ることもできない」 あの世の存在と、一度死んだ上での生き返り。 「もちろん外部サイトはある。ツイッターやチャットだってある。 そのロワの書き手として、読み手として、どこかで在りし日を懐かしみ、雑談することは可能だよ」 中学生ロワでも触れてきたテーマの一つだった。 「でもそこは、どこかであって、そのロワじゃない。彼ら彼女らが愛した居場所じゃないんだ。 だって、そこには、“みんな”がいないから。 あの日一緒に描いていた大好きな書き手さん。いっぱいいっぱい作品を読ませてもらった書き手さん。 ――“みんな”が揃う場所はもうないんだよ」 そして居場所。 「でもね。ここでなら、書き手ロワでなら。誰も彼もが、あの日、あの時の書き手として、読み手としていられる」 天国でも夢でも、なんでもいい。 「“絶対に、僕は貴方を忘れない”。書き手ロワは“楽園”だから。 どれだけ自ロワに愛を叫ぼうと、どれだけ終わってしまったロワを語り続けようとも、この世界は拒絶しない。 止まってしまったロワの書き手であっても、臆面なく無双してもいいし、宣伝してもいい。続きを書いて欲しいと願っても構わない」 大好きな人たちが、どここかにいるって、励ましてくれてるって想いたい。 「使うことのなくなったトリ、廃棄したトリだって、ここでなら使える。 過去の自分にだって戻れるし、再び陽の目を浴びることのないはずだったいつかの誰かを蘇らせることもできる」 そう綴ったジゼルだからこそ、珍妙な企画と捉えていたはずの書き手聖杯戦争を尊いもののように語るセイバーの言葉を無碍にはできなかった。 「“楽園”、なんだよ。ここでなら、誰にでも会える。もう二度と会うことのないはずの人とだって会える。 この手で描くことで、あははー、もしかしたらほんとのほんとに本人が来てくれるかもしれない」 きっとここは、書き手たちの『帰る』場所で、『元の日常』で。 「だからそう。書き手ロワはあの世で、あるはずのなかった続きなんだ。 今回の書き手ロワが、聖杯戦争の形式をとっていて、書き手たちが英霊としてこの世界にいるのもつまりはそういうことなんだよ」 明日への寄り道―― 「セイバー。もしかしたら貴方は知ってますの? この書き手聖杯戦争がなんなんかを」 「――あははー☆」 ぺかーっと少女の姿でセイバーは笑って、それ以上何も語らずに、本棚へと駆けて行く。 ジゼルは明らかに何かを知っている様子のセイバーに思わず手を伸ばしかけ、やめる。 言いたくないことを打ち明けなければ仲間と呼べないなのなら、それは仲間なんかじゃない。 「そうですわね。隠し事をするのは別にいいんですわよね、レナ」 自分が書いた作品と、愛したキャラたちに教えられ、ジゼルは心を落ち着かせる。 大丈夫、ですの。 セイバーが何かを隠しているとしても、わたくしは、セイバーを信じたい。 それは聖杯戦争においてはサーヴァントとの仲が一番大事だからとかじゃなくて。 書き手聖杯戦争のことを語るセイバーの声音が、ただひたすらに慈愛に満ちたそれだったから―― 「きっとそう、悪いものではないでしょう」 だったらせっかくのギャグもほのぼのもしやすいロワ序盤だ。 初志貫徹、セイバーに中学生ロワの素晴らしい物語を読んでいただきませんともったいない。 「お待ちになってくださいな、お姉様~!」 そうして、夜が明けるまで、ずっとずっとセイバーは中学生ロワを読みふけって、ジゼルはそれをずっと眺めていた。 画面越しでは分からない、生の読み手が自分の作品を読んでいてくれているその姿を、うっとりと眺め続けていた。 セイバーは――その、なんというか、これで隠し事なんてできますの? というくらいに分かりやすかったから。 表情の変化や、頁をめくるその手つきだけで、今、どこを読んでるのかが見ているこっちにも伝わってきた。 (最初は結衣パートでしたわね) (あ、これはテニス無双が始まりましたのね。ツッコミたそうにウズウズしてますわ!) (ますますテニスが暴れだしてテニスってなんだっけってなってますわね……) (一周回って、テニスに絶望を感じてますわよね、これ……。や、やりすぎてしまいましたかしら?) (表情が変わりましたわ! 結衣レナパートですわね!) (と思ったらまたまたツッコミフェイスに移行した傍からうおおお!ってなってますわ、うおおお!って! 七原が吠えましたのね!) (そうですわ、そうですの、まだまだそこからですの! ささ、どうぞお姉様、次のパートへ! 『~わたしたちの■■■部~』もお読みになさって!) (いけ、行くんですのよ、レナ! これが見たかったって顔をお姉様が、お姉様がああ!) (お姉様が少し、泣きそうになってますわね。はう~~~、お持ち帰りぃぃぃ!と言いたいとこですけど、我慢ですわ。 せめて、せめてこの作品を読みきってもらうまでは!) (お姉様が、お姉様が目を丸くしてますわ! 『圭一くん』ですわね、そうですわね!?) (ああ! ああ! ああ! そうなのです、お姉様! その救いは、その結衣の答えは、貴方たちRPGロワ住民なら想うところあるはず! どうですの、どう思ってますの、お姉様ああああ!) (お姉様が、どんどん、どんどん目をうるませなさって。「ああ、ああ、あああ」だなんて我慢しきれず声を漏らして。 この発想はなかったって、まさかそう来るなんて、レナじゃなくて結衣が、あの言葉を、あんな形でって、目を見開きなさって!) (ああ……終わった、ですのね。いいえ、まだ終わってませんけど。握りしめていた拳から力が抜けていってますわ……) (今度は、七原みたいな表情をしてますのね。「は……?」って。 それでいて、なんでお姉様までそんな許されたような顔してますの、もう。感情移入のし過ぎですわ) (ふふ、今度こそ本当に終わったという顔ですわね、お姉様。まだでしてよ。 『7th Direction』は三部作。さあ、最後の部も見届けてくださいまし!) (……今度の、今度こそ。本当に、本当の本当に読み終えてくださいましたのね。 切なさも楽しさも幸せも全部抱いて。 最後の最後、わたくしからの解答に、お姉様の頭が、心が、じぃんと痺れたのがわたくしにも伝わってきましたわ) (まさにこころむすび。いえいえ、同調の才? なんだっていいですわ。 あ、ですが褥に濡れるまでいかせれなかったのはよくありませんかも! うう、ふ、複雑ですわ!) そうこう悶絶するうちにセイバーは本を閉じ、ジゼルが同調するままだった感想を言い残して、また新たな本へと手を伸ばす。 今度は中学生ロワとは別のロワの本へ。 そのロワの名は―― 【学園・図書室・早朝】 【ジゼル(◆j1I31zelYA)@中学生ロワ】 [状態]魔力消費なし、疲労なし、眠気(小) [令呪]残り3角 [装備]仕込み針@とある科学の超電磁砲 (残弾:コスモガン仕様) [道具]なし [所持金]中学生の平均的なお小遣い程度ですわ [思考・状況] 基本行動方針:自ロワの宣伝と読者増加のため活躍する 1.ひと通りセイバーに自ロワは追いついてもらえましたし、他の方たちにも宣伝し始めましょうか 2.セイバーは書き手聖杯戦争について何か知っていそうですけど……信じてますわ 【セイバー(◆iDqvc5TpTI )@RPGロワ】 [状態]魔力消費なし [装備]ウィスタリアスセイバー@RPGロワ [道具]なし [所持金]RPGクリア後なので相当持っているはず [思考・状況] 基本行動方針:みんなに書き手企画で楽しんでほしい 1.いいものいっぱい読ませてもらったなー☆ 2.まだまだいっぱい読みたいし、書き手さんたちとも会いたいな―☆ [備考] みんなに輝いてほしいと思っているので特定のスイッチを踏まない限りやる気がありません。 「良かったのか、マスター。手を出さないで」 「仕方ないじゃない。あんただってやる気、なかったでしょ」 「まあな……」 ジゼルがセイバーに悶えるのに夢中で、日記確認を怠っていたため気づいていなかったことだが。 実は彼女たちが居城としていた学校へと、忍び寄り、そして何もしないまま去っていった二つの影があった。 彼らはヒグマ。暴飲暴食、聖杯さえも喰らうもの。 その二匹が二人に何もしないで撤退していたのだ。 「惜しいことしたわよね」 「まあなあ」 理不尽の権化のようでいて、ヒグマロワは割りと後から理屈を固める話しである。 最初から最後まで理不尽で突っ切った国家ロワの一撃必殺処刑人相手には、いかにヒグマといえど、為す術なくやられてしまう。 相性の悪さを感じ取った二匹は動物園をヒグマ化しきった上で拠点としては放棄。 次の拠点としてヒグマ化させれる動物が飼育されていたり、ヒグマ化を望むNPCがいるかもしれない学校へとやってきたのだ。 「あー、初春はいなかったけど、黒子はいたし、黒子相手ならヒグマロワ的には一話で殺せそうだったんだけど。でもなー」 「悔やんでも恥じることはないぞ、マスター。書き手として、あれは手出しをしてはいけない聖域だった」 書き手が自分の作品を読んでもらっていて、あまつさえ、読み手がその感想を言ってくれている。 その至福の時間を同じ書き手として邪魔することができようか。 彼と彼女にはできなかった。彼らもまた、ヒグマである前に書き手なのだ。 「まあねー。……手を出したくとも出せなかったという面もあるし。やばいよ、あのサーヴァント。絶対あたしたちに気づいてた」 「……これみよがしに次はヒグマロワを読むぞとうちの本を手にとっていやがったものなあ」 正直、そのまま感想を聞いていたくもあったのだが、だからこそまずいと二匹は魅惑を振りきり、逃げ出したのだ。 それも含めて惜しいことをした、のである。 だが書き手ロワを、聖杯を食べると決めた以上、あそこに留まっているわけにはいかなかった。何故なら、 ――彼らが、ヒグマでいられなくなるからだ 暴君ヒグマの姿がその顕著な現れだった。 ヒグマだったはずの彼が、今は人型になっているのだ。 何もオーバーボディが無効化されたからではない。 後ろから聞こえてきたセイバーのヒグマロワへの感想に、ヒグマではいられなくなってしまったからだ。 「ヒグマになった李徴子は放送や考察といったパロロワに関する何かがきっかけで、人間としての自我を取り戻していたものねえ」 「そもそもヤツのヒグマになった動機や、今でも残る人間性は、書き手として認められたい、名を遺したいという自尊心によるものだったからなあ。 そりゃ自分とこの読み手の感想なんて聞かされたらヒグマではいられねえし、今の俺達がまさにそれだろ」 因果なものね。まあな。 そう言い合って、けれど書き手としては悪い気分ではなくて。 二人のヒグマは、二匹のヒグマに戻るために、学校から離れようと歩き続ける。 「でもほんと、なんなんだろな、あのサーヴァント。剣が見えたし、セイバー、か?」 「軽率ね。『武器は剣なのか? 当然鉄球だ!』もありえるじゃない」 「どっちかというとあの御業はキャスターかもしれぬがな」 そう言って自らの身体を見下ろすビースト。 そこにはオーバーボディなければ即死級だったはずの傷が――刻まれてはいなかった。 Dr.ヒグマだってそうだ。 ビーストにランクAの宝具を広範囲で展開させた後、立て続けに増やした使い魔ヒグマにランクA+の宝具を使用させたのだ。 いくら向こう側に足を踏み入れた佐天涙子の身体とはいえ、魔力消費の量は少なくはないはずだ。 なのに今は体の隅々まで魔力が満ち満ちていた。 理由は考えるまでもない。 「これもまた感想の力よね……」 感想は書きてにとって糧であるとはよく言われることだが、書き手聖杯では文字通りの糧であり、魔力の代わりになるらしい。 セイバーの手によりエクステンションされた感想は、学校から離れていったヒグマたちをも癒やしたのだ。 「ヒグマでいられなくなった俺達相手なら楽に勝てたろうにまさか塩を送ってくるたあな」 「つくづく訳の分からないサーヴァントね。けど」 満腹になんてなってやるものか。 ヒグマたちは獰猛に笑う。 感想は確かにこの上なくありがたいが、だからといってどれだけもらおうとそこで満足して止まってやるつもりはない。 まだまだ自分の作品に満足していないから。もっともっと書き続けていたいから。 彼らは牙を磨き、貪欲であり続ける。 サンキュー書き手タイム&グッバイ ウェルカム――ヒグマパレード 【学園より大分離れた場所・早朝】 【ビースト:暴君ヒグマ(◆Dme3n.ES16)@ヒグマロワ】 [状態]オーバーボディ無効化(正体はお任せします)、魔力豊潤 [装備]治癒の書入門版 [道具]なし [所持金]艦これに全部課金した [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を喰べる 1.さあ、ヒグマの時間の再開だ 【Dr.ヒグマ(◆wgC73NFT9I)@ヒグマロワ】 [状態]健康、魔力豊潤 [令呪]残り三角 [装備]双眼鏡@ヒグマロワ、伊知郎のスマホ@ヒグマロワ [道具]地図 [所持金]それなり [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を喰べる 1.一休み完了! 情報収集、情報収集っ! 2.動物園に続く拠点にできそうな場所やヒグマけしかけるのに向いた施設ないかなぁ~。 3.初春の姿の参加者、いないかなぁ~。 012:目覚めるまで5年待ったんだ、完結まで10年でも待つさ 投下順に読む 014:トゥルー/ハッピーエンドを目指して 009:ボーダーオブパーフェクト ジゼル 027:もしもふたり逢えたことに意味があるなら 009:ボーダーオブパーフェクト ヴァルハラ 027:もしもふたり逢えたことに意味があるなら 011:そういや国歌ロワに出し忘れてた Dr.ヒグマ 024:連鎖反応 011:そういや国歌ロワに出し忘れてた 暴君ヒグマ 024:連鎖反応 ▲上へ戻る
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聖杯戦争TRPGwithオンセンSNS このwikiはTRPGオンセンSNS上で行われた、有志製作の様々なFate原作TRPGのセッションの記録を行うサイトです。 各ルール元様とは無関係ですので先方への質問等はお控えください。 編集はログインしなくても自由にできますので、積極的にどうぞ! まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
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143 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/08/10(金) 04 49 56 ……よし、奪ってしまおう。 考えていた段取りとかそう言うことは全部忘れて、ただひたすらに本能の赴くまま、開いた方の手を桜の頭に回し、唇に貪るように吸い付く。 「んっ……」 桜は驚きで目を見開き、だがすぐにこの行為を受け入れたように目を閉じる。 のみならず逆に攻め入るかのように舌を挿入してくる。 その感触と香りに頭の中が白く塗り潰されていく。 「はあっ……」 一瞬だけ離れ、呼吸をする。 互いを繋ぐように伸びた唾液が糸を引き、それに導かれるように唇が再び触れ合う。 瞬間、耳元に水音が僅かに響く。 唇が触れると同時に挿入された桜の舌がねっとりと口中を這い回る。 それは快楽であると同時に脳を貫かれるような錯覚を起こさせる。 だが、それだけでは足りない。 反撃とばかりにコチラも桜の口中に舌を突き込む。 「んっ!?」 反撃されることを考えていなかったのか、桜が眼を大きく開いた。 だが構わず舌で桜の口中を蹂躙していく。 桜は少しむくれたような顔を向けたまま、更に舌で口中を蹂躙していく。 相手の口中に存在する唾液に気付き、巣へと蜜を運ぶ働き蟻のように舌で掬い取り、それを己の口へ運ぶ。 その途中、唇と唇の間の僅かな隙間で舌同士が接し、少しだけ床へ溢れる。 だがそれに構わず、口に入った甘露を舌に因らずして堪能する。 どちらかが主導権を握ろうとしても、与え合う麻薬のような快楽で互いに主導権は得られない。 主導権を得ようとしての行動ではない、ただただ触れている感触を欲し、いつしか呼吸を止めて互いの口中を貪りあう。 内側の粘膜を啜るように舐め上げられ、舐め取っていく感触は、二人の身体が融合していく錯覚を起こさせ、それは喜ばしいことなのだと理解させ、理解させられる。 互いの感覚を共有するように舐め取った次は、舌先で互いの舌をつつき、そして絡ませていく。 その感触は舌先を震えさせ、更なる感触を求めさせていく。 呼吸が苦しくなり、再び離れようとしたが、いつ回されたのか、桜の両腕が頭に回され、離れる事無く固定されていた。 互いの体内に残る酸素しか許さないと言わんばかりに込められた力は、もたらされる快楽と共に離れようという気を失せさせていく。 視界は靄が掛かったように薄く、だがそれでも桜の姿だけはこれ以上ないほどはっきりと見えさせ、視界はそこに固定される。 まるで人工呼吸のように、互いの体内の酸素を求めるように、絡んだ舌を解き、奥へ、更に奥へと進ませていく。 それはかつて感じたことのない程の喜びであり、快楽であった。 ……快楽によるものか、それとも酸欠によるものか、段々と視界が白く塗りつぶされ、我慢が限界を迎えていく。 そうして桜を畳に押し倒したところで、掴まれた。 桜と唇を繋げたままその方向に視線を向け―― 「あ」 その瞬間、死んだと思った。 なんというか皆さん一部を除いて殺意満々。 一部と言うのは、将棋に夢中になってる人とか、既に一杯一杯になって目を回している人とか、テレビに夢中とか、そう言う人達なんだが。 気のせいだろうか、なんだか、戦闘モードに変化してる、よね? 遠坂はなんだか宝石とか手元で光らせちゃってるし、なのは達は……戦闘服 バリアジャケット 着込んじゃってるし。 なんだろう、魔術は隠匿すべしってこの世界の大原則はどうなったんでしょうか? あ、そっか。 既に視界逸らしとかしてるのか、なるほどねー。 よし、上手く現実逃避できた―― 「少し、頭冷やしましょうか……」 誰か なのは の、底冷えするような声は心身を心から竦ませるに十分であった。 「時と場合を弁えんかー!」 最初の直接的打撃は声の直後。 遠坂による、実に強烈な、顎の先端に直撃したアッパーだった。 はっきりと認識できたのはそこまで。 その後はもう何がどうなったのか。 結論を述べれば。 居間でのキスの記憶は快楽や喜悦と同時に惨劇の発端として心に深く刻まれることになったのである。 惨劇の結末:気付けばぽっかりと記憶が抜け落ちていた Can t Escape from my life:恐ろしい目に遭った結果だろう、映画はまったく怖くなかった 夜へ:映画は終わり、夜が近付いてくる
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キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 マスター 【名前】フィム・ノアール 【容姿】白髪ロングのお姉さん 今日は休暇で来たらしい 【願い事】強いて言うなら、金が欲しい 【バッドエンド】略 【グッドエンド】略 【令呪】 0 / 0 【HP】 15 / 15 【筋力】E:1 【耐久】C:3 【敏捷】E:1 【魔力】C:3 【幸運】D:2 【スキル1】結界魔術:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 【スキル2】援護射撃(物理):自分のサーヴァントの物理攻撃時、補正値3を与える。 【スキル3】援護射撃(魔術):自分のサーヴァントの魔術攻撃時、補正値3を与える。 【その他】混沌・中庸 泥 名前 フィム・ノアール 誕生日・年齢 7月7日・「女性の年齢をむやみに聞くものじゃないな」 身長・体重 168cm・「体重もまた然りだ」 血液型 B型 好きなもの 甘味・青春ドラマ 苦手なもの 『過去』 特技 スナイピング 起源 流雲 属性 混沌・中庸 魔術属性 空 魔術系統 黒魔術 魔術特性 呪 魔術回路 質:A/量:C/ 編成:普通 【設定】 白く長い髪が印象的な美人女性。 かつて、裏社会にて用心棒を生業としていた過去を持つ魔術使いであり、黒魔術と大小さまざまな銃火器を駆使した射撃戦法で戦う。 現在は裏社会から足を洗い、「黒井映子」という偽名にて、かつてともに仕事を行っていた「山村 累助」の下で家政婦として働いている。 裏社会とは勝手の違う生活に、未だに苦労しているらしいが、なんだかんだで楽しい日々を送っているらしい。 裏社会の頃のことを詮索されることを非常に嫌がり、この事を聞こうものならもれなく蜂の巣にされるので注意。 +・・・ マスター 【名前】フィム・ノアール 【容姿】白髪ロングのお姉さん 【願い事】「山村零音」の居場所を知る 【バッドエンド】略 【グッドエンド】略 【令呪】 3 / 3 【HP】 20 / 20 【筋力】E:1 【耐久】B:4 【敏捷】B:4 【魔力】A:5 【幸運】E:1 【スキル1】混血:英雄点5を得る。サーヴァントに対し、通常のダメージを与える。 【スキル2】魔術戦専用ライフル:魔術攻撃時、補正値5を得る。 【奥義】『紅光赤血の朱色魔弾』:魔術攻撃時、補正値10を得る。 【その他】混沌・中庸 混血 実は彼女こそ山村累助の妻であり、零音の母、佐那子&北雄の祖母にあたる人物「山村香夜」その人。 西洋に存在する、日本の「鬼」と同種の魔族の血を受け継ぐ、いわゆる「混血」であり、そのため彼女の一族は常人の数倍の寿命を持っている。実年齢は90歳後半だが、肉体年齢にはほぼ三十路と同等。(あれ、じゃあ精神年齢は?) 寿命をごまかすために、裏社会を転々としていた所もあり、現在、家政婦として山村家に住んでいるのも、怪しまれないようするための方便だったりする。 とある街の聖杯戦争に参加し優勝。聖杯の願いはともに戦ってくれたとある「子を想う母親」のために使用し、自身は息子である零音の居所を監督役より聞き出し、去っていった。 『紅光赤血の朱色魔弾』 自身の総血液の30%を体から抜き出し、圧縮凝固させて1発の弾丸へと形作ったもの。 専用の魔術ライフルで相手に打ち込むことで、物理的ダメージはもとより、対象の魔力と弾丸の魔力で凝固反応を起こさせ、無力化させることができる。 この魔弾は、彼女にとっての『切り札』であるらしく、裏稼業時代でも使用したのは稀だったとのこと。
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【マスター】 電人HAL 【出典】 魔人探偵脳噛ネウロ 【性別】 男性 【参加方法】 春川英輔を殺害する前、ゴフェルの木片の電子データを用い聖杯戦争に参戦する。 事前にムーンセルにハッキングした事で聖杯戦争を把握している。なお、ゴフェルの木片の存在は春川には秘匿している模様。 【マスターとしての願い】 電脳世界で完全な「本城刹那」を構築する。 【能力・技能】 電脳世界においてはほぼ無敵であり、その実力は強大な力を持つ魔人の侵入を二度も退けるほど。 今回は制限によって著しく弱体化しているものの、それでもその性能は驚異的と言える。 原作では護衛として怪物を召喚する等していたが、此度の聖杯戦争でもそれが可能かは不明。 【weapon】 「コードキャスト 電子ドラッグ」 HALが聖杯戦争用に組み直したプログラム。 本来の電子ドラッグは、見た者の脳を刺激する事により、理性から犯罪願望を解放させると同時に、電人HALへの服従の意を刷り込ませる洗脳プログラムである。 今回構成された電子ドラッグには、見た者のデータを書き換え、電子ドラッグを多量に使用した状態にさせる効果がある。 当然ながら、電子ドラッグを過度に使用した者は例外なくHALの尖兵となってしまう。 NPCには効果覿面だが、サーヴァントやマスターにまで通用するかは現時点では不明。 電子ドラッグはインターネット等の回線を利用する事で拡散させる事が可能だが、過度の洗脳はペナルティを受ける可能性がある。 【人物背景】 錯刃大学教授・春川英輔の脳を複製したプログラム人格。 日本中に電子ドラッグをばら撒き、原子力空母「オズワルド」を占拠した事で世界中を混乱に陥れた。 その目的は、かつて春川が救えなかった人間「本城刹那」をプログラムとして電子世界に蘇らせる事。 オズワルドを占領したのも、そこを拠点としてスーパーコンピューターをかき集め、「本城刹那」の構築に専念する為だった。 しかし、彼自身も「1ビットたりとも違わない人間」を作り出すことは不可能であると悟っており、防衛プログラムを突破さえた際には素直に負けを認めていた。 その後、デリートボタンを押させる事で自ら消滅する道を選ぶが、完全に消滅する"刹那"、自らが最も求めていた者にようやく出会い、満足しながら消滅した。 【方針】 アサシンの特性を最大限活用し、優勝を目指す。 登場話一覧 +... No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 024 電人HAL&アサシン 電人HALアサシン(甲賀弦之介) ◆WRYYYsmO4Y 041 破戒すべき全ての電人(ルールブレイカー) 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 早朝 ◆ZTnr6IpaKg 056 電脳淫法帖 電人HAL&アサシン狭間偉出夫&ライダー C-6/錯刃大学・春川研究室C-6/マンションの自室 午前 ◆FFa.GfzI16 096 忍音 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 午後 ◆OSPfO9RMfA 107 戦争考察 ジナコ・カリギリ&アサシン電人HAL&アサシン B-5/賃貸マンション屋上B-10/街外れの一軒家C-6/錯刃大学・春川研究室 夕方 ◆F3/75Tw8mw 115 俺はお前で、私はあなた ジナコ・カリギリアレクサンド・アンデルセン&ランサー電人HAL&アサシン B-10/住宅街のはずれC-6/錯刃大学・春川研究室 夕方 ◆IbPU6nWySo
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ディザスター(亜種2nd・ラスボス) 【CLASS】 ディザスター 【真名】 地球 【性別】 無し 【性格】 その環境を破壊し、そのまま遠くの星で安寧を貪る人類に対する怨みの具現。これは比喩では無くそのままの意味であり、その存在は地球に蟠った“怨み”の集合体である。 【出典】 史実(?) 【属性】 混沌、善 【ステータス】 筋力 EX 耐久 EX 敏捷 EX 魔力 EX 幸運 EX 宝具 EX 【クラス別スキル】 《母なる地球の恵み(ジ・アース・パワー)》 地球そのものがマスターでありサーヴァントであるが故にマスターの魔力供給を必要とせず存在出来る特性。遥か彼方の地球その物がマスター、地球に残された魔力を掻き集めて実体化した物がサーヴァントである。 【宝具】 《大地の記憶(メモリー・オブ・ジ・アース)》 ランク:EX レンジ:∞ 種別:結界宝具 最大補足:∞ 概要: 人間全てをその心象風景に閉ざす、広さ無限の固有結界。 この中では嘗て栄えた地球の過去の姿の一部を宝具として具現化する事が可能。自然、生物、気象...人間に破壊されたありとあらゆる風景、美しくも残酷な自然の有り様を実体化させ、攻撃へと転換する。 また、この中に於いてはあらゆる特殊ダイス、及び宝具使用のデメリットは消失し通常ダイスのみでの戦闘が必至となる。 【詳細】 嘗て人類が住んでいた地球、そこに溜め込まれた人類への“怨み”の集積に魔力が触れてサーヴァントと化した、魔力と怨みの集合体。その行動原理は「人類への報復」そして「地球の再興」である。 嘗て行われた聖杯戦争の“記憶”を元に聖杯を創り出したものの、“記憶”と地球に蓄えられた膨大な魔力を以てしてもそれは不完全な形でしか完成しなかった。 それを完成させる為に必要なのが“欲望”であった。人の無限にも等しい“欲望”が願望機の起爆剤として必要であったのだ。その為、惑星エドラスの中で最も魔法の流通したOzの中で、最も強い“願望”を持つ五人に招待状を出し、“欲望”のエネルギーを回収する為に聖杯戦争を執り行う事にしたのであった。